青汁の効能と飲み方

青汁に含まれるカリウムと腎臓機能

カリウムと腎臓機能の関係性

腎臓機能が著しく低下している方(腎不全や人工透析が必要な方)は、青汁を飲まないようにしましょう。
青汁にはカリウムが豊富に含まれており、腎臓に負担をかける事があるからです。

そもそも、カリウムとは、五大栄養素の一つであるミネラル類で、その中に分類されるのがカリウムです。
また、細胞の機能維持に不可欠なミネラルの一つです。
健康上、必要不可欠な成分です。
ただし、カリウムの数値が高すぎると、アシドーシス、高カリウム血症、腎硬化症、腎不全、アジソン病、副腎皮質機能不全、低アルドステロン症などの危険信号といえます。
なお、「一日のカリウム摂取目標量」は以下の通りです。

 成人男子:2,500mg
 成人女子:2,000mg
 人工透析を受けている方:1,500mg

青汁に含まれるカリウム量は?

青汁でよく使用される三大原料のカリウム量は以下の通りです。(100gあたり)

 明日葉:540mg
 ケール:420mg
 大麦若葉:228mg
(キャベツ:200mg)

青汁には、多くのカリウムが含まれており、ミネラル分の補給という観点では健康に役に立つものです。
ただし、腎臓の悪い方には、カリウムを取りすぎになってしまう恐れがあります。

健康な腎臓は、余分に摂取されたカリウムを尿として排出してくれます。
しかし、肝臓が悪くなると、尿での排出が困難になり、カリウムが血液に溜まってしまいます。
そのため、腎臓が悪くなると、カリウムの摂取制限をする必要があります。
食事制限の他に、投薬などの治療方法がありますので、心配な方はお医者さんにご相談してみて下さい。

青汁に多く含まれるミネラルの一種であるカリウムは、体に良いものである反面、腎臓に負担をかけてしまうものです。
折角の青汁なので、美味しく、健康的に飲んで下さい。